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THE DAILY PULSE


光とアーチが結ぶ、トゥルムの空とモロッコ建築
トゥルムのジャングルに差し込む強い日差し。その光をいかに受け止め、いかに制御するか——「Palma y Arco」は、その問いから始まった建築のように見える。
このブティックホテルは、モロッコ建築の構造的語彙を基盤にしながら、トゥルムという土地の気候と文化に応答するかたちで設計されている。単なる意匠の引用ではない。ここで行われているのは、異なる文化圏の空間原理を、光という媒介を通して結び直す試みだ。
“Arco(アーチ)”は、この建築の核となるモチーフである。連続する曲線はファサードや回廊に秩序を与え、同時にトゥルムの空を断片的に切り取るフレームとして機能する。
朝は淡く、昼は鋭く、夕刻には長い影を落とす。その移ろいは壁面に陰影のレイヤーを描き、建築を静的な存在から、時間とともに変化する立体的な装置へと変える。モロッコ建築に見られるアーチのリズムは、ここではより抽象化され、過度な装飾を排した幾何学として再構成されている。その結果、異国趣味ではなく、普遍的な静謐が立ち上がる。
3 時間前読了時間: 2分


Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)が九段ハウスで日本初の大規模個展 — 歴史的邸宅で紡ぐ“観察のアート”
ベルギー出身のアーティスト マルタン・マルジェラ(Martin Margiela) が、東京・九段ハウスで待望の大規模個展 「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」 を開催する。会期は 2026年4月11日(土)〜29日(水・祝) まで。歴史あるスペイン様式の洋館という空間全体を舞台に、これまでの創作世界が立ち上がる。
古邸×現代美術 — 親密な展示体験へ
1927年に竣工し、登録有形文化財にも指定される 九段ハウス は、旧山口萬吉邸として知られる邸宅だ。Margielaはこの空間に、コラージュ、絵画、ドローイング、彫刻、アッサンブラージュ、映像インスタレーション など、多様な表現を展開する予定だ。来場者は各部屋を巡りながら、作品とごく近い距離で向き合う体験へと誘われる。展示構成とキュレーションは、すべてアーティスト自身が手がけるという点も特筆される。
1 日前読了時間: 2分
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